映画『きみの鳥はうたえる』 ……演出を感じさせない三宅唱監督の傑作青春映画……
お子様向けの映画が多かった夏休みが開けた9月頃から、 大人向けの秀作、傑作が立て続けに公開されている。 こちらでは、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月遅れで公開されるので、 10月、11月は見たい映画が目白押し状態。 おまけに、佐賀では公開されない作品もあったりするので、 福岡へも度々出掛けなければならない。 山登りもしなければならず、 読書もしなければならず、 TVドラマも観なければならず、...
View Article色づく天山 ……“私の散歩道”で、紅葉、黄葉、光葉、煌葉、虹葉を楽しむ……
11月4日(日) 九州北部の登山愛好家たちが“紅葉”で思い出すのは、 くじゅうや雲仙や英彦山などであろうが、 天山を思い浮かべる人はほとんどいないだろう。 実に残念なことだ。 いや、私にとっては、喜ばしいことなのかもしれない。 なぜなら、天山の“紅葉”を独り占めできるから…… 今日は、山頂は目指さず、 “私の散歩道”で、紅葉のみならず、黄葉、光葉、煌葉、虹葉も楽しむことにしよう。...
View Article金立山 ……意外に紅葉が楽しめる“后ヶ浦ルート”と“東尾根ルート”……
11月7日(水) 午前中は佐賀市内に用事があったので、 午後から金立山へ登ることにした。 久しぶりに、 「后ヶ浦ルート」から登り、 登頂後は、 「東尾根ルート」へ下ろうと思う。 12:30 后ヶ浦ルートの登山口から登り始める。 このルートは、最初から急登の連続。 色づき始めている木々の葉を見ながら、 ゆっくり登って行く。 “東の窓”に到着。 展望が開けた場所に、 おあつらえ向きの紅葉が……...
View Article映画『覚悟はいいかそこの女子。』 ……只々、唐田えりかの美しさを楽しむ映画……
人気コミックを原作にしたキラキラ青春映画である。 普段、この手の映画はあまり見ないのであるが、 本作『覚悟はいいかそこの女子。』を見に行った理由はただひとつ。 唐田えりかが出演していたからである。 唐田えりかを、美しき映画女優としてはっきり認識したのは、 濱口竜介監督作品『寝ても覚めても』(2018年9月1日公開)においてだった。...
View Article作礼山・897ピーク ……中腹の紅葉はピークを迎えていたが、山頂付近は終盤……
11月10日(土) 久しぶりに土曜日に休みを取った。 午前中は家の用事をこなし、 午後から作礼山へ向かった。 作礼山の紅葉が見たかったからである。 途中、「環境芸術の森」の前を通ると、凄い人出だった。 外から見ても、「環境芸術の森」の紅葉は見事であった。 広い駐車場は満車で、観光バスまで来ている。 「環境芸術の森」があまり知られていない頃の静かな作礼山を知っているだけに、...
View Article映画『ボヘミアン・ラプソディ』……今すぐ映画館に駆けつけてもらいたい感動作……
世界を魅了した伝説のバンド《クイーン》と、 1991年に45歳の若さでこの世を去ったカリスマ的ボーカリスト、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマである。 私は、《クイーン》のファンというほどではないが、 1970年代にイギリスから飛び出した4人組が、 常識を破る革新的な楽曲でスターダムに駆け上がる姿を、 遠くから眩しく見ていた。 本作『ボヘミアン・ラプソディ』は、...
View Article鬼ノ鼻山・西渓公園 ……すぐ近くの山で“花”と“展望”と“紅葉”を楽しむ……
今日は、久しぶりに、裏山である鬼ノ鼻山に登ろうと思う。 標高の高い山では、秋の花が終わりを迎え、ほとんど姿を消してしまった。 だが、標高の低い里山には、里の花が案外多く咲いている。 珍しい花はないが、花の少ない時期だからこそ、ありふれた花でも貴重なのだ。 鬼ノ鼻山の麓のこの辺りでは、なんと、 ホトケノザや、 ナズナや、 菜の花が、もう咲いていた。 ゆっくり歩いて行く。 オドリコソウや、...
View Article映画『ビブリア古書堂の事件手帖』 ……黒木華と夏帆に逢いたくて……
この映画を見たいと思った理由は、3つ。 ①黒木華と夏帆が出演していること。 ②監督が三島有紀子であること。 ③古本にまつわる謎解きであること。 黒木華は大好きな女優で、 このブログで初めて彼女のことを書いたのは、 『草原の椅子』(2013年2月23日公開)のレビューであった。 そのとき、私は次のように記している。 遠間憲太郎(佐藤浩市)の娘を演じた黒木華も良かった。...
View Article名取裕子・音語り「江戸艶姿四季写明鏡」 ……武雄市・円楽寺での朗読公演……
「逢いたい人に逢いに行く」という特別企画の第11弾は、 女優の名取裕子。 某月某日、 地元紙の片隅に、次のような告知が載った。 ◆名取裕子さんの音語り「円楽寺錦秋朗読公演」...
View Article聖岳(佐賀県杵島郡大町町) ……御来光と、“秘密の散歩道”の紅葉を楽しむ……
聖岳というと、 南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山を思い浮かべる人がほとんどだと思うが、 私にとっての聖岳は、家の近くにある標高416mの小さな山なのである。 今日は、昼間は用事があるので、近くの山に朝駆けしようと思った。 近くの山で御来光が美しい山といえば、聖岳。 久しぶりに(約3年ぶり)聖岳で御来光を拝もう。 ヘッドランプを装着して歩き出す。 ゆっくり登って行く。 もうすぐ山頂。...
View Article御船山~武雄神社~桜山 ……市街地に近い低山で、極上の紅葉を楽しむ……
11月24日(土) 4年前(2014年)の11月下旬に九州オルレの武雄コースを歩いたとき、 その紅葉の美しさに驚いた。 ことに、ゴール近くの桜山の紅葉は見事の一言で、 いつの日かまた歩きたいと思っていた。 今日は、 桜山だけではやや物足りないので、 「御船山」に登った後に、 武雄神社で「武雄の大楠」を見て、 武雄市文化会館の真向かいにある「鍋島藩武雄領主の庭園」で紅葉を愛で、...
View Article映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』 ……チュティモンに魅せられて……
「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!」 「世界16の国と地域でサプライズ大ヒット!」 「アジアを席捲する話題のクライム・エンターテインメント」 「高校生版『オーシャンズ11』だ!」 「カンニング編『ミッション:インポッシブル』!」 等々、 映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』についての賛辞が、 田舎に住む私にも届いていた。 タイ映画は、私の住む佐賀県とは浅からぬ縁があり、...
View Article最近、驚いたこと② ……十朱幸代の自伝『愛し続ける私』を読んで驚いたこと……
60歳を過ぎると、 もう大抵のことには驚かなくなる。 それはある意味、哀しいことだ。 できれば、いつも驚くことのできる新鮮な心を持っていたい。 そんな私であるので、 驚くことはめったにないのだが、 たまに、少し驚くこともある。 先日は、「最近、驚いたこと」として、 ……三重野慶の超絶リアリズムに観る“一瞬と永遠”…… と題して、写真と見まがうばかりの写実絵画を紹介した。...
View Article映画『体操しようよ』 ……木村文乃と和久井映見に逢いたくて……
60歳を過ぎると、 体のあちこちが痛くなってくる。 昔、老人たちが、 「体の節々が痛い」 「いつも体のどこかに痛みがある」 などと言うのを聞き、 〈そういうものか……〉 と漠然と考えていたが、 実際に自分が年老いてくると、 〈なるほど、こういうことだったのか……〉 と、納得させられる。 ただ、私の場合(それは誰しもであるのだが……) 老人になるのは初めてなので、(笑)...
View Article映画『教誨師』 ……大杉漣の初プロデュース作にして最後の主演作となった傑作……
昨年(2017年)4月、 有明海(海抜0メートル)から天山に登った。(コチラを参照) 七曲峠までは舗装道路を登ってきたので、少し膝が痛むようになった。 七曲峠の登山口に設置してあった竹の棒を1本借りて、 膝を庇いながらゆっくり登ることにした。 稜線に出る最後の急坂を登っているときであった。 上から下りてくる夫婦に出会った。 二人共、年齢は私と同じくらい。 服装や身のこなしで、...
View Article天山 ……「冬が来る前に」、秋の花々に「さよならをするために」登ってきたよ……
12月2日(日) 12月に入り、 天山の秋の花も消えてしまった。 花を目当ての登山者はもう来ないだろうし、 日曜日でも静かな山歩きができるに違いない。 そう考えた私は、 「冬が来る前に」、 秋の花々に「さよならをするために」、 天山に登ることにした。 天川登山口から出発。 落葉樹は、もうほとんどが葉を落としている。 ゆっくり登って行く。 いつもの場所で、パチリ。...
View Article映画『search/サーチ』 ……全編、PC画面上で物語が展開する未体験の面白さ……
スピード感、アイデア、面白さ、そのすべてが『カメラを止めるな!』を超える。 『カメラを止めるな!』の次はコレだ! などと、著名人からのコメントが評判になっている作品である。 『カメラを止めるな!』は面白かったし、私も感心した映画であった。(コチラを参照) それを超える(かどうかは分らないが……)映画なら見てみたいと思った。 10月26日に公開された作品であるが、 当初、上映館が極端に少なかった。...
View Article金立山 ……東南尾根から登り、紅葉や、サザンカや、羊歯植物の群落を楽しむ……
12月5日(水) この日は、 8:50~10:45 映画『search/サーチ』鑑賞 11:30~14:30 金立山登山 15:10~17:05 映画『くるみ割り人形と秘密の王国』鑑賞 と、映画を2本鑑賞する合間に、 金立山登山をするという、過密スケジュール。(笑) イオンシネマ佐賀大和で、 映画『search/サーチ』鑑賞した後、(ブログにレビューを掲載済)...
View Article映画『来る』 ……黒木華、小松菜奈のイメージを破壊する中島哲也監督の衝撃作……
『嫌われ松子の一生』『告白』『渇き。』などで有名な、 中島哲也監督の最新作である。 原作は、 「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた澤村伊智の小説『ぼぎわんが、来る』。 主要キャストは、 岡田准一、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡の5人。 で、この映画『来る』を見ようと思った理由は、二つ。 ①中島哲也監督作品だから。 ②私の好きな黒木華、小松菜奈、松たか子の三人が出演していたから。...
View Articleいますぐ「鬼ノ鼻山」へ ……縦走路を美しく彩るサザンカの真っ赤な花……
今日は、自宅から登山靴を履いて歩き出し、 鬼ノ鼻山へ登ろうと思う。 つまり、自宅の玄関が登山口なのだ。 住宅地を抜け、田園地帯へ入って行く。 ホトケノザ、 ナズナ、 菜の花、 スミレ、 セイヨウタンポポ、 シロバナタンポポなどが咲いており、 まるで春のようだ。 天ヶ瀬ダムが見えてきた。 今日は、この階段を休まずに登ろうと思う。 2分20秒で到着。 ダム湖は静かだ。 天山は少し雲がかかっている。...
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