人生の一日(6) ……70歳になって、生きるのが楽になった……
60歳になって、体力はガクッと落ちた。 65歳になって、体力はガクッガクッと落ちた。 70歳になって、体力はガクッガクッガクッと落ちた。(笑) いやはや、ビックリするほど体力は落ちます。 笑い事ではなく、 〈60歳のときはまだまだ若かった〉 と思えるほどに、70歳になってからの体力の低下は半端ないのだ。 だが、良いこともあって、 それは、精神的なもので、...
View Article一人読書会『魔の山』(トーマス・マン)⑤ ……第五章は、到着後7ヶ月目迄……
『魔の山』読了計画の5回目。 今回は382頁から706頁までの第五章を(5日をかけて)読んだ。 第一章が、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着当日、 第二章は、ハンス・カストルプの少年時代、 第三章は、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着2日目が、 第四章は、到着3日目から3週目の直前までが描かれている。 第五章には、 「永遠のスープと突然の光明」 「『あ、見える』」 「自由」 「水銀の気まぐれ」...
View Article腰岳 ……黒曜石やアオモジの蕾を見ながら登り、山頂からの展望を楽しむ……
2月26日(水) 今日は、伊万里方面に用事があったので、 ついでに腰岳に登ることにした。 腰岳に登るのは久しぶりなので、調べてみると、 2013年7月に、5回目の黒髪山系大縦走をしたときに登ったのが最後のようで、 実に12年ぶりであった。 腰岳は、 北松浦半島、佐賀県伊万里市の南部にある、標高487.7メートルの山で、 黒髪山系の端っこにある。...
View Article最近、驚いたこと(32) …『魔の山』を読んでいると、いつも何かを思い出す…
トーマス・マンの『魔の山』を読んでいて、非常に驚かされるのは、 学術論文のような文章が少なからずあること。 『魔の山』の第五章・第7節「まぼろしの肢体」で、 主人公ハンス・カストルプの関心は解剖学や生理学へ向かい、 高価な学術書を注文して取り寄せ、「生命とは何か」と問い始める。 この「生命とは何か」という問いは、(「時間とは」という問いと共に)...
View Article最近、驚いたこと(33) ……車の「高齢者マーク」は何歳から付けるのか?……
高齢者マークとは、正式名称を「高齢運転者標識」と言い、 普通自動車運転免許を所持し、 実際に運転する機会がある高齢ドライバーに車の前後に表示するように推奨されている。 「シルバーマーク」「四つ葉マーク」「もみじマーク」などと呼ばれることもある。 現在、高齢者マークは2種類あり、 主流になっているのはコチラ。 四つ葉のクローバーと、「シニア」の頭文字である「S」を掛け合わせたデザイン。...
View Article八幡岳 ……オオキツネノカミソリの葉が出てきて、フキノトウも顔を出した……
3月1日(土) 今夜から雨が降り出し、 3月5日(水)まで雨の日が続くとの予報なので、 今日の昼間に山へ行くことにした。 土曜日なので、天山や作礼山は登山者が多いだろうと予想し、 週末でも登山者が比較的少ない八幡岳に登ることにした。 いつものように「大平展望所」に立ち寄る。 “蕨野の棚田”の眺め。 いつもの場所で八幡岳を眺めるが、 ガスっていて見えず。 アオモジの蕾をパチリ。...
View Article人生の一日(7) ……70歳の私の読書法……
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆)という本を、 図書館から借りて読んだ。 私は働いていても本はこれまで読み続けてきたので、 「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という疑問自体を「なぜ」と思った。(笑) 身も蓋もない言い方になるが、 働いている人でも読む人は読だろうし、 働いていない人でも読まない人は読まないと思う。(コラコラ) 一歩(百歩?)譲って、...
View Article一人読書会『魔の山』(トーマス・マン)⑥ ……第六章では、ヨーアヒムが……
『魔の山』読了計画の6回目。 今回は、下巻の7頁から400頁までの第六章を(6日をかけて)読んだ。 第一章は、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着当日、 第二章は、ハンス・カストルプの少年時代、 第三章は、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着2日目、 第四章は、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着3日目から3週目の直前まで、...
View Article人生の一日(8) ……私が「佐賀に住んで良かった」と思ういくつかの理由……
今から36年前の1989年当時、私は福岡県(西新)の賃貸マンションに住んでいた。 あと2年ほどすれば長女が小学校に入学するというタイミングで、 私は家の購入を考えていた。 私が当時勤めていた会社は転勤が多く、 できれば子供たちには転校の悲哀を味わわせたくないと考えていたからだ。 私に「ふるさと」(佐世保)があるように、 子供たちにも「ふるさと」と呼べる場所を作ってやりたかった。...
View Article牛尾山 ……ツクシや白花ホトケノザが姿を現し、梅林も一部見頃を迎えている……
3月5日(水) 雨の日が続いていたので、ここ数日は外出を控えていたが、 今日は一日中「曇り」の予報だったので、 梅の開花状況が気になっていた牛尾山(牛尾梅林)へ行ってみることにした。 私がいつも車を駐めている南側の駐車スペースは、何かの工事中で使えなかった。 仕方なく、迂回して牛尾梅林の駐車場へ。 一台の車もなく、今日も静かな山歩ができそうだ。 駐車場の周囲には、7~8分咲きの梅の木もあったが、...
View Article私の好きなバスガイド・藤井南々子さん ……おもてなしの極意とは……
新しいカテゴリー「私の好きな〇〇」の第11回目は、 私の好きなバスガイド・藤井南々子さん。 先日、TV番組の「探偵!ナイトスクープ」を観ていたら、 YouTubeで見たバスガイドさんに本気で恋した59歳男性が、 そのバスガイドさんを捜してほしいという調査依頼をしていた。 タイトルは「憧れのバスガールに恋をした!」。 依頼は、長野県の男性で、...
View Article驚かすなよ!「天山」 ……予想もしなかった素晴らしき霧氷に驚嘆する……
雨や曇りの鬱陶しい天気が続いていたが、 久しぶりに今日は「晴れ」の予報が出た。 「ならば、天山へ春を探しに行こう!」 ということで、天川登山口へやってきた。 駐車場には工事車両と思われる車が数台駐まっているだけだったので、 今日も静かな山歩きが楽しめそうだ。 出発。 驚くべきは、雪が薄っすら積もっていたこと。 登るに従って雪の量が多くなってきた。 ビックリ。...
View Article一人読書会『魔の山』(トーマス・マン)⑦ ……ついに最終章を読み終える……
『魔の山』読了計画の7回目。 いよいよ最終回です。 今回は、下巻の401頁から790頁までの第七章(最終章)を(5日をかけて)読んだ。 第一章は、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着当日、 第二章は、ハンス・カストルプの少年時代、 第三章は、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着2日目、 第四章は、ハンス・カストルプのベルクホーフ到着3日目から3週目の直前まで、...
View Articleマンサクが咲き始めた「天山」 ……“私の山歩道”で春を探す……
3月7日(金)に“天山の春”を探しに行ったのだが、 まさかまさかの雪山で、お陰様で極上の霧氷を堪能できたのだが、 〈今日こそは春を探しに……〉 ということで、再び天山へ向かったのだった。 今日は山頂へは行かず、 “私の山歩道”で春を探したいと思う。 まずは、オオキツネノカミソリの第二群生地へ。 もう葉が出始めていて、 春の到来を予感させた。 フキノトウも顔を出していた。 嬉しい。...
View Article人生の一日(9) ……明日からもう会えなくなるなんて誰も考えていない……
昨日(3月9日)、配偶者と車で買物に行ったときのこと、 車の中で聴いていたFM放送から音楽が流れてきた。 「もう卒業式シーズンだね」 と配偶者が言った。 ぼんやりしていた私は、流れている曲が、 レミオロメンの「3月9日」であることに気がついた。 そして、今日が「3月9日」であることも。 レミオロメンの「3月9日」は、 昔よく観ていたTVドラマ『1リットルの涙』(フジ系)の劇中歌だったので、...
View Articleツクシショウジョウバカマが咲き始めた「作礼山」……私の“山歩道”で春を探す……
今年(2025年)になってから、まだ作礼山へは行っていなかった。 遅ればせながら今年初の作礼山へ。 9合目登山口駐車場には1台の車も無かった。 嬉しい。 今日も作礼山を独り占めできそうだ。 雰囲気の好い道。 ゆっくり歩いて行く。 池に到着。 ジュンサイ池と、 中の池。 とりあえず山頂へ向かう。 作礼山山頂に到着。 二等三角点をパチリ。 展望はイマイチ。 わずかに唐津湾が見えた。...
View Article「御船が丘梅林」(武雄市) ……見頃を迎えつつあるが、まだ7~8分咲き……
3月12日(水) 武雄市へ行く用事があったので、「御船が丘梅林」に寄ってみた。 御船山の東山山麓一帯に広がる約16万5000平方メートルの敷地に、 「一目1万本」の梅の花が咲き誇る、 昭和17年(1942年)につくられた「御船が丘梅林」。(観覧無料) 例年、2月中旬から3月上旬にかけて見頃を迎えるのだが、 今年は遅れているということで、 〈そろそろ見頃かな?〉 と思い、寄ってみたのだ。...
View Article一人読書会『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)➀ ……「著者より」……
一人読書会、 『魔の山』(トーマス・マン)の次は、 世界文学の最高傑作と言われている『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)だ。 『カラマーゾフの兄弟』には、 世界文学の名作をもう何作か読んでから挑戦しようと思っていたが、 『魔の山』を読了したことで、世界最高峰へ挑む高度順応ができたと自分で判断し、 〈これなら一気に『カラマーゾフの兄弟』を読了できるのでは……〉 と考えた次第。...
View Article春爛漫の「牛尾山」 ……梅林は満開になり、まるで雪景色のようであった……
3月14日(金) 明日から4日間は、傘マークが並んでいた。 ならば今日は山へ。 そろそろ梅が満開になる頃だと思い、「牛尾山」へ行くことにした。 南側にある駐車スペースに車を駐め、 ここから歩き出す。 梅の花が咲き誇っている。 振り返っても、ご覧の通り。 両子山を背景にパチリ。 (これから両子山は何度も出てくるよ) ちょうど見頃を迎えている。 振り返っても、素晴らしい。 両子山を背景にパチリ。...
View Article『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー)➁ …第1部、第1編、第1~2節…
小説のタイトルも長いし、作家の名前も長いし、 今回は、カテゴリー名の「一人読書会」はタイトルから外すことにした。 これでも、サブタイトルのスペースはキチキチなのである。 『カラマーゾフの兄弟』読了計画の第2回は、 第1部、第1編の、第1節と第2節。 いよいよ本編が始まる。 第1部、第1編、第1節「フョードル・パーヴロヴィチ・カラマーゾフ」 【要約】...
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