昨日(4月13日)の佐賀県の天気予報は、
「曇りのち雨」。
早朝より花散策をしようと天山に出掛けたのだが、
山の上はすでに、雨が降ったり止んだりしていた。
弱い雨だったので、レインウェアは着ずに、
傘をさして歩き回った。
まあ、この程度の観察ならば、
ブログにレポを書かないことも多いのだが、
今回、ちょっと珍しい花(でもないかな?)に出逢ったので、
ちょっと書いておこうかな……という気になった。
ナガバノスミレサイシンという花をご存じだろうか?
「九州には咲かない花」
と言う人もいるようだが、
『レッドデータブックさが2010』には、

佐賀県絶滅危惧Ⅰ類種としてナガバノスミレサイシンが記載されている。

佐賀県の分布状況は、「小城」のみで、
そこは、たぶん「天山」だと思われる。

で、春に天山に行くときは、
何気にこのナガバノスミレサイシンを探していた。
昨日、秘密の散歩道を歩いていると、
白いスミレが目に留まった。

花が大きく2cmほどもあった。

葉は長い。
シロバナナガバノタチツボスミレよりも長い。
〈もしかして……〉
と思い、夢中で写真を撮った。

ただ、葉の裏は緑色であった。
『レッドデータブックさが2010』には、
「濃淡の紫色」とあるので、

〈やはり違うか……〉
と思い、少しガッカリしたが、
他の文献を調べると、
ナガバノスミレサイシンの葉の裏面は、
「緑色。少しくすんだ紫を帯びるものもある」
としているものもあったので、
可能性はゼロではない気がした。

ついでに、
と言ってはなんだが、
昨日出逢った他の花々も少しだけ紹介しておこう。















とにかく、新緑が美しかった。



かれこれ6時間ほど、天山の山中を彷徨っていた。
なんだか、ワクワクするような一日でした~

