4月15日(金)
今日の天気予報は「晴れ」であった。
久しぶりに七曲峠の登山口から天山に登りたいと思った。
だが、七曲峠に着いてみると、雨を伴った強風が吹き荒れていた。
登山口の駐車場には一番乗りであったが、
その後に来た車は、台風並みの強風に恐れおののいたか、
すぐに元来た道を引き返して行った。
全天候型の私にはまったく問題はなかったので、
出発。

少しの間、急登が続くが、

すぐになだらかな道となり、

小さなアップダウンはあるものの、

木々が強風から私を守ってくれているので、
軽快に歩いて行く。

ミヤマシキミの花があちこちに咲いている。

この先で、ピンク色の花びらが落ちていたので、

見上げると、なんとミツバツツジが咲いていた。

もうそんな季節になっていたのだ。

ミツバツツジが咲いていることがわかると、

目が慣れてきて次々に見つかった。



嬉しくて仕方がない。

ずっと見ていたい感じ。

まだ蕾が多いので、花はこれから増えていくだろう。

ゆっくり歩いて行く。

ここから急登が始まる。

写真はそうとは見えないが、けっこうな急坂なのである。

尾根道へ出ると、強風にさらされた。

ガスっているので展望ものぞめない。

だが、
ナガバモミジイチゴや、

アケビの花が、私を楽しませてくれる。

完璧な形のツチグリを発見。

いいね~

この先からは、

バイカイカリソウが現れ始めた。


目移りするほどたくさん咲いている。

セントウソウも、近くで見ると、美しい。


稜線に出ると、

ホソバナコバイモが私を迎えてくれた。


嬉しい。

稜線は、雨混じりの強風が吹き荒れている。

当然のことながら、誰にも会わない。

ツクシショウジョウバカマが健気に咲いている。


もうすぐ山頂。

天山山頂に到着。
展望もなく、寒いので、すぐに下山開始。

途中、いつもの場所に立ち寄るも、まったく見えず。

本日「天山北壁」。

滑らないように気を付けながら下って行く。
晴れていれば、ここから彦岳が見える筈なのだが……

往路では気が付かなかったミツバツツジを発見。

今日一番のミツバツツジだと思った。


その後も、新緑の美しい道を、軽快に下って行った。
往路も復路も山頂でも誰にも会わず、
“私の天山”を独り占めすることができた。

今日も「一日の王」になれました~


