10月20日(日)
以前は、車で片道3~4時間かけてでも県外の山へ出掛けたりしたものだが、
ここ数年は、その移動する時間がもったいないと思うようになり、
「家から登山口まで車で30分以内で行ける山」に限って登るようになった。
だから、自ずと近くの山(天山、作礼山、八幡岳、鬼ノ鼻山)ばかりになり、
それ以外に山にはあまり目がいかなかった。
天山、作礼山、八幡岳、鬼ノ鼻山の4山だけでも、
一年を通して観察登山しようと思えば多いくらいなのだが、
たまには違った山にも行ってみたくなる。
そこで、久しぶりに黒髪山へ行ってみることにした。
黒髪山の乳待坊登山口までなら、信号機の少ない裏道を通れば、
わが家から車で30分ほどで行くことができるのだ。
日曜日の早朝ということもあって、
ほとんどノンストップで30分もかからずに乳待坊登山口に着いた。
駐車場には一台の車もなく、一番乗りだった。

本日の目的は、

この花、ヤツガシラ。
いつもは10月下旬に咲き出すので、
10月20日はちょっと早いかもしれないが、
“あわてん坊さん”の花に期待して登ることにする。

ワクワクしながら歩き出す。

ツワブキの花が多い。

ヌマダイコンの花は終盤を迎えていたが、
まだ見ることができた。

ここから本格的な登山道となる。

ゆっくり登って行く。

見返峠はもうすぐ。

駐車場から20分ほどで見返峠に着いた。

ここで少し休憩して、再び歩き出す。

地質調査したような場所があった。

黒曜石だろうか?

しばらく傾斜がゆるやかな道を歩き、

ここから急登が始まる。

出発するときは肌寒いほどだったが、
急登が続くので汗が噴き出してきた。

ここを過ぎると、

難所にさしかかる。

ここをクリアすると、

黒髪山山頂だ。
見返峠から30分ほどで到着。

山頂にはすでに数人の登山者がいたが、
素晴らしい展望を楽しむことができた。


彼方に、作礼山や八幡岳も見える。

ズーム。
左奥が作礼山。
その右に見えるのが八幡岳。
その奥に、幽かに天山が見える。

ここからは、花散策に出掛ける。
まずは、数年前に見つけたセンブリの群生地へ。
最初はぽつりぽつりと咲いているが、


次第に数が増えてきて、


目移りしそうなくらいたくさん咲いている。


嬉しい。

次に向かったのは、ブゼンノギクの咲く場所。

美しい。

ヤマラッキョウはまだ開花していないものが多かったが、

よく探すと、開き始めた花も見ることができた。

いいね~

嬉しいことに、イブキジャコウソウがまだ咲いていた。

感激。

ヒノキ(檜)の葉に似たイワヒバ(岩檜葉)を見ながら移動する。

ヤツガシラは、まだ開花していなかった。

あちらも、

こちらも。

だが、ようやく、少しだけ開花しているものを見つけた。

いいね~
シロバナネコノメソウみたいに可愛い。

そして、本日一番の花を発見。

嬉しい!

今日も一日の王になれました~


