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Channel: 一日の王
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彦岳(佐賀県・845.3m) ……天山のとなりの山で、深まりゆく秋を楽しむ……

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今日は山へ行く予定ではなかったのだが、
あまりに天気が良かったので、
昼間に時間を作って彦岳に登ってきた。

佐賀県の彦岳は、天山のとなりにある。
人気の天山に比べ、この山に登る人は少なく、いつもひっそりしている。
七曲峠にある登山口からだったら、
山頂まで1時間ほどで登ることができるので、
静かな山歩きをしたいときに、私は時々登っている。
反対側の白坂峠にも登山口があるが、
こちらから登る人は極稀である。
たまに七曲峠から山頂を経て白坂峠へ縦走する人もいるが、
山頂から白坂峠の間の道がやや不明瞭で、
道迷いする登山者が少なからずおられた。
よって、昨年(2013年)の3月に、
白坂峠から彦岳山頂を経て七曲峠へ出て、
林道彦岳線を使って戻ってくるというタク流・周回ルートで検証登山をしてみた。
白坂峠から彦岳に登ってみたいと思っておられる方は、
ぜひ参考にして頂きたい。(コチラからどうぞ)

七曲登山口に着くと、
平日にもかかわらず10台くらいの車が駐まっていた。
(写真手前とカーブの向う側にも車があった)
ほとんどは天山への登山者の車であろう。


ゆっくりと歩き出す。




あまり人が通らない道なので、
いつもは草が生い茂っており、
ヤブ漕ぎのようになるときもあるが、
今日は草刈りがされていて、とても歩きやすかった。


ヤマハッカやヌマダイコンなどが咲いていて、
とても楽しい。








木々のトンネルのようになった箇所を何度も通り抜ける。






所々に倒木もあるが、見た目ほどではなく、
支障なく歩いて行ける。


登山口から30分弱で、屏風岩に到着。
屏風岩には、帰りに立ち寄ることにしよう。


巻き道を通って屏風岩横を通過。


その先に、私の好きな場所がある。


この辺りの雰囲気がとても素敵なのだ。


とても美しい道。




そこを過ぎると、木々の間からピークが見えるが、
彦岳の山頂ではない。


またもや木々のトンネルを抜け、






ちょっとした岩場をクリアし、


騙し尾根の偽ピークを2〜3回越えると、




彦岳山頂が見えてくる。


本日は登山口から54分で到着。


三等三角点(845.3m)。


彦岳山頂にも、ちゃんとした標識が欲しいものだ。


復路、途中で屏風岩に寄った。
眺めはまずまずで、遠く雲仙まで見えた。


ねっ。


多良山系もはっきり見える。


佐賀平野は広大だ。


秋色を楽しみながら下っていたら、




あっけなく七曲峠に着いた。


今日、期待していた花は、トリカブト。
天山には咲くことは広く知られているが、
実は、おとなりの彦岳にも咲く。


彦岳のトリカブトは、
天山のトリカブトとは、ちょっと違って見える。
背が高くて、花の色が薄い。


ツル状の茎で、なよなよしているものもある。




天山と決定的に違うのは、
彦岳のトリカブトは樹林帯の中に咲くこと。


森や林の中で見るトリカブトは、実に新鮮。


いつまでも見ていたい感じ。




トリカブトと同じくらい嬉しかったのは、
ホクチアザミに逢えたこと。


美しい〜




夜、TVでニュースを観ていたら、
「皆既月食が今夜19時25分頃から日本全国で起きます」
と言っていた。
19時36分頃に外に出ると、皆既月食ははっきり見えた。
隣の家の軒下越しに、写真を撮った。


地球という宇宙船からの眺め。


いいね〜


※明後日10月10日(金)もブログ更新予定。(できるかな?

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