極私的に、驚き、喜んだことで申し訳ないのだが、
私の好きな女優・河合優実の映画初主演作の公開が決定した。

それは、来年(2023年)2月23日に公開予定の『少女は卒業しない』。
河合優実には過去に、
『透明の国』(2020年・嵐あゆみ監督の東京藝術大学修了作品)という主演映画と、
『AREA』(2022年・関翼監督)という短編の主演映画があるが、
長編の商業映画主演作としては『少女は卒業しない』が初となる。

原作は、
「桐島、部活やめるってよ」「何者」などで知られる直木賞作家・朝井リョウが、
2012年に発表した連作短編小説。

原作に感銘を受け、監督・脚本を手掛けたのは、
高校生を主人公に描いた短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し、
話題を呼んだ中川駿。

本作が中川駿監督にとっても商業長編映画デビューとなる。
原作にある7編の物語から4編を抜き出し再構築しており、
少女たちの心の機微を丁寧に描き出しているという。
『少女は卒業しない』のストーリー。
廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、
世界の全てだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの、
卒業式までの2日間が描かれる……
彼氏へのある“想い”を抱えながら、
卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じるのが、
いま映画界を中心に熱視線を浴びる河合優実。
『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』で数々の映画祭の新人賞を受賞し、
2022年には『ちょっと思い出しただけ』『PLAN 75』『ある男』など8本の映画に出演し、
来年(2023年)、本作で映画初主演を果たす。

【河合優実(山城まなみ役)のコメント】
この映画は卒業というひとつのリミットに直面する高校生たちの群像劇です。
誰もが生きる上で経験する「絶対的な終わり」をいまどう捉えて物語に向き合うか、
じっくり自分に問いながら臨みました。
また、主演という形でお話を頂き、肩肘張らずに挑もうとは思いましたが、
やはり1番目に名前がくるとなると良いものを作りたいという気持ちが
いつも以上にメラメラと燃えはじめたのを最初から感じていました。
中川監督が有難いことに
私たち若いキャストと常に同じ目線に立とうとして下さったので、
なんとか感覚を伝えあおうと沢山言葉を交わしながらシーンを紡いでいきました。
キャストの皆さんとの日々も、とても瑞々しく感じられる出会いや再会が重なった春でした。
ラストカットを残して、皆が出番を終えて現場を去ってゆく体育館で、
人知れず泣いてしまったほどです。
あの時それぞれの中に映っていた景色が、
観てくださる方の胸にもたしかに反射するような映画になっていたらいいなと願っています。

河合優実の他、
将来の夢のために進路の違いで彼氏と離れることを選んだバスケ部の部長・後藤由貴役に、
連ドラ初レギュラーとして出演した「中学聖日記」で話題となり、
『アルプススタンドのはしの方』での好演が記憶に新しい小野莉奈、

軽音部の部長で同じ部内の中学校からの同級生に恋心を抱く神田杏子役に、
『ヤクザと家族 The Family』で主人公の娘役で銀幕デビューした小宮山莉渚、

クラスに馴染めず図書室に通いながら先生に密かな想いを寄せる作田詩織役に、
2021年に『かそけきサンカヨウ』など3本立て続けに出演作が公開された中井友望がキャスティングされている。

『アルプススタンドのはしの方』も、
『ヤクザと家族 The Family』も、
『かそけきサンカヨウ』も鑑賞済みだし、
小野莉奈、小宮山莉渚、中井友望の3人の女優も、
私のなかで好い女優として把握されているので、
河合優実との共演が楽しみだし、
来年(2023年)の公開日(2月23日)が待ち遠しくてならない。

女優・河合優実についての追加情報①
8月23日発売の女性ファッション誌「SPUR」(集英社)10月号の表紙に登場した。

河合優実にとって、
ファッション誌「SPUR(シュプール)」の表紙を飾るのは今回が初。
イタリアのファッションブランド「FENDI(フェンディ)」の秋冬コレクションをまとって、
強い眼差しを見せている。

インタビューも掲載されており、
「どこにもおさまれないし、どこにもおさまりたくない」
などと明かしている。

女優・河合優実についての追加情報②
King Gnu「雨燦々」のMVに出演している。

私の好きなKing Gnuの「雨燦々」のMVに、
私の好きな河合優実が出演している。
「雨燦々」は、TBS系日曜劇場「オールドルーキー」の主題歌で、
ドラマの方も今日(9月4日)が最終回。

まるで短編映画を見ているかのような幸福な5分11秒のMVだ。