今年(2017年)は、
前半に良い(ていうか、私の見たい)映画が少なく、
〈今年は不作の年だな~〉
と思っていたら、
(お子様映画で賑わった)夏休みを過ぎた頃から、
傑作、秀作、佳作が次々に現れて、
映画を見に行く時間が足りなくなるほどの豊作となっている。
豊作ではあるが、ひとつの映画を映画館で上映する期間は短く、
油断していると、見逃してしまうことになる。
ということで、最近は、映画館通いばかりしており、
山へ行く機会が極端に減っている。
「山は逃げないが、映画は逃げる」
見たいと思っている映画を見逃すと、
その後、よほどのことがない限り、映画館でその作品を見ることはできない。
「DVDで観ればいいじゃないか」
という人もいるが、
〈映画館で見る映画こそが映画〉
と思っている私としては、
どうしても映画を優先させざるをえない。
今日の休みも、映画を見に行こうと思っていたのだが、
「雲仙の紅葉が素晴らしいらしい……」
という情報が飛び込んできた。
丁度、今が見頃らしい。
「山は逃げないが、紅葉は逃げる」
と思い、
今日は、雲仙へ行くことにした。
早朝5時に家を出て、一路雲仙へ。
6時40分頃に、池ノ原園地駐車場に到着。
もう7~8台の車が駐まっていた。
すぐに準備をし、軽くストレッチ。
6時50分に、池ノ原園地駐車場を出発した。

仁田峠駐車場に到着。
当然のことながら、1台の車もない。

妙見岳にとりついて、
しばらく登って振り返る。
晴天の一日になりそうだ。

登山道脇の紅葉を眺めながら登って行く。


朝の光で写真を撮る場合、いまひとつ紅葉の色に鮮やかさが出ない。

本当は、もっと鮮やかな色をしている。


素晴らしい紅葉を楽しみながら、ゆっくり登って行く。


展望所で、平成新山を眺める。

海も輝いている。

さあ、国見岳へ向かおう。

私にとっては、初霜。
朝は冷え込んでいた。

朝早いので、登山者はまだ少ない。
ひとり歩く道。

朝陽に紅葉が浮かび上がる。

いいね~

国見岳分岐から国見岳へ。
国見岳の山肌も紅葉している。

国見岳山頂に到着。

山頂からは、
くじゅう連山や、

阿蘇山などを見ることができた。

国見岳を下山し、雲仙普賢岳へ向かう。

途中の紅葉が素晴らしかった。


何度も足を止め、シャッターをきる。

得も言われぬ美しさ。

この分岐から、「鳩穴分かれ」へ。

この道の左側には、
国見岳から連なる紅葉の山々が見え、


その素晴らしい紅葉を楽しむことができる。


蒸気が噴き出している平成新山の前を通り、

青空に映える黄葉を眺めながら歩いていたら、

雲仙普賢岳山頂に到着。

雲仙普賢岳から見る平成新山はカッコイイ。

こんな風景を見ながら、早めのランチ。

いいね~

美しい~

ランチを終え、こんな景色を眺めながら下って行く。

薊谷の道は、大好きな道。

仁田峠に戻って来た。
今日は、これから、ロープウェイに乗る。
ロープウェイの上から見る紅葉は、また一味違うからだ。

ねっ、スゴイでしょ!

登山者は、ロープウェイをバカにするけど、
バカにできない美しさなのだ。

ロープウェイから眺めた紅葉の素晴らしさは、
2009年11月01日の登山(←クリック)で知った。
このときの登山は、良き思い出として、今も強く心に残っている。

丁度お昼時で、
強い光に紅葉が映える。

雲仙は、紅葉する植物が120種類以上あるといわれ、
様々な色の紅葉、黄葉、光葉、煌葉、虹葉を楽しむことができる。

赤一色ではないところがイイし、
いろんな色が混じることで、赤色が一層映える。

登山をしない人は、
雲仙のロープウェイで紅葉狩りを……

オススメは、
ロープウェイの(山に向かって)右側。

早めにロープウェイに乗って、右側の窓際に陣取り、
カメラを構えておく。

ロープウェイに乗っている時間は短いので、
準備万端で乗るべし。

特に右側の窓からは、このような美しい景色が眺められる。

登山道からは絶対に見ることができない風景なので、
登山者は、登山が終わった後に、ぜひぜひ。


まさに、空中散歩だ。

最後に、妙見岳の全てが眺められる丘に登った。

返り咲きしたミヤマキリシマと紅葉のコラボも見ることができた。

この丘からの風景は、本当に素晴らしかった。
今日も「一日の王」になれました~


